2011年09月14日

伊勢弁の基礎知識A

まずは予備知識として、こんな感じですという具体例を少し。


京阪系の特徴だと思いますが、1音節の単語はほとんどありません。
たとえば、「蚊」は「かあ」、「目」・「芽」は「めえ」と2音節になります。

[かあ]
20110911蚊.gif

[きいのめえ]
20110911木の芽.gif


口語では、助詞の「が」とか「を」を省略します。

[(虫を獲った)→ 虫、獲った ]
20110912をが1.gif

[(やかんの口がとれた)→ やかんの口、とれた ]
20110912をが2.gif


断定するときの語尾「〜や」・「〜やわ」のほか「〜さ」を、同意を求めるときの「〜やろ」・「〜やん」などのほかに「〜に」をつかいます。

20110911ひねたくあん.gif
↑この場合の「これさ」は、「これや」、「これだ」と同じような意味


否定には「〜へん」(してへん)、「〜ん」(知らん)をつかいます。

20110911寝しょんべ.gif


「な」とか「あんた」とかを多目につかいます。
伊勢のひとは比較的やわらかい表現をする人が多いように思います。

20110911ひねたくあん2.gif


さあ、これでだいたい伊勢弁のイメージがつかめましたね。 ε(--;)


それでは本編、行ってみましょう。


posted by mochio at 13:52| Comment(0) | はじめに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月13日

伊勢弁の基礎知識@

20110913出合い1.gif

20110913出合い2.gif


伊勢弁は京阪系のことばです。
アクセントや文法は、関西弁と同じ種類に分類されます。

しかし、伊勢は経済文化圏が名古屋を中心とした中京圏にあるので、中部系に共通する表現もつかいます。


疲れたとき、関西弁では「しんどい」といいますが、伊勢弁では「えらい」を多用します。
あとで紹介する「やめとこに」などの「に」や、「お湯がちんちんに沸く」などは中部系の表現です。

愛知、岐阜、三重の東海3県では、自転車を「ケッタ」と呼びます。
これは流通とともに広まったのでしょう。


独自の単語や言い回しもありますが、大雑把に言えば、伊勢弁は関西系のことばをベースに中部地方の単語が混ざっているというイメージかと思います。




(つづく)



posted by mochio at 21:00| Comment(0) | はじめに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

伊勢の場所

伊勢弁は昔の伊勢の国のことばです。

伊勢の国は、三重県の北中部に位置します。
北東に尾張(愛知)と美濃(岐阜)があって、西は近江(滋賀)と伊賀(三重)、大和(奈良)です。

その中には桑名、四日市、鈴鹿、津、松阪、伊勢などのまちがあって、それぞれ微妙にアクセントや単語が違います。


このブログでお話するのは伊勢市の伊勢弁。
場所はこの辺です。

20110911伊勢の場所.gif

隣は鳥羽市と志摩市で旧志摩の国なので、伊勢弁使用地域としては、はずれのほうです。
ここにどこからかこいつがやって来て、伊勢弁を覚えるというストーリーにします。

20110911こいつ.gif
    ↑こいつ


なお、市内でも地域によって多少の違いはありますが、外宮、内宮周辺地域のことばを基本とします。

では行ってみましょう。


posted by mochio at 17:30| Comment(0) | はじめに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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